リサイクルセンター業務
当社のリサイクルセンターの業務についてご説明致します。
センターでの最初の作業
ビン・缶、紙類を満載した状態のトラックがリサイクルセンターへ来ます。
まず一番最初に行われることは、車重の確認です。
満載の状態で車を計測し、ジャンル毎に荷物を下ろし、その度に車重を計測し、その差を運搬されてきた荷の重量とします。
例えばこのような形で重さを計測します。
ビン・缶・紙類を搭載してきたとします。
その後、個別に処理します。
ビン
作業
運ばれてきたビンはそのまま再利用出来るリターナルビンと、一度しか使用しないワンウェイビンとに手作業で分別されます。 ワンウェイビンに関しては、透明・茶色・緑色の色事に分別されます。
分別されたビンはトラックで次の処理施設へ出荷します。
処理後の再生資源
リターナルビンは、そのまま洗浄されて再度同じ形で利用されます。
ビール瓶等がリターナルビンです。
ワンウェイビンは粉砕されます。粉砕されたガラスはカレットと呼ばれ、溶かされ、
違うビンとして生まれ変わります。
カレットは新品ビンに約43%使用されます。
残り57%はバージン材と言われるガラスビン原料と混ぜ合わされて
1つのガラス瓶がビン製造会社で生まれます。
なお、透明ガラスは着色できますが、色付ガラスに着色はできません。
茶色ビンはドリンクビン・ビール瓶等に生まれ変わります。
ワイン等のビンはミックスと言われ、破砕後、建材量等道路板材等に
一部使用されていますが、今日ミックスのみ正式な方程式リサイクルシステムは
未完成であるが為、一部は埋立になります。
缶
作業
- 機械に投入され、そして、トラックで次の処理施設へと出荷されます。
- 自動でアルミ缶とスチール缶に分別
- プレスされて運びやすい状態になります。
処理後の再生資源
アルミ缶は精錬所で溶かされ、またアルミ板として生まれ変わります。
アルミの原料であるボーキサイトから新しくアルミ板を作るのと比べて
たった3%で同じ量のアルミ板を作ることができます。
製造されたアルミ板の65%程度が再度アルミ缶となり、
その他は身の回りのアルミの製品となります。
スチール缶も同様に製鉄所で溶かされ、鉄板として生まれ変わります。
鉄の原料である鉄鉱石からあたらしく鉄板を作るのと比べて1/4の25%程度で
同じ量の鉄板を作ることができます。
鉄板となった後は、身の回りのいろいろな鉄製品となります。
空き缶のリサイクルは、限られた地球資源の節約・エネルギーの節約に
大きく役立っています。
紙類
作業
運ばれてきた紙類は、
混ざっている紙以外のもの(ビニール・プラスチック等)を取り除いて仕分けをした後、
- プレス機でトラックで次の処理施設へと出荷されます。
- 小さく運びやすい形にして
処理後の再生資源
その後は、
巨大なミキサーにかけてどろどろにする
↓
ホッチキスの針などを取り除く
↓
インク抜きをして漂白剤で白くする
↓
パルプ原料として再び紙にする
という行程で再度紙になります。
現在では特別な理由がない限り、再生紙の使用で問題のないレベルに
なっています。
プラスチック類
作業
運びやすい用にプレス機で小さくプレスして出荷します。
- プレス機に入れ、トラックで次の処理施設へ出荷します。
- プレス後
- 運びやすい形に
処理後の再生資源
燃やして燃料となります。
プラスチックは元々石油から作られているので、燃焼させてエネルギーとして
使用するにはとても効率の良い物となっています。